簡易脱着同軸コネクタを開発、発売

　　　　　
当社はこのほど、容易に脱着可能で、狭ピッチ実装に対応した簡易脱着同軸コネクタを開発しました。
通常、携帯電話基地局や測定器などの機器間の接続用にSMAコネクタが広く使用されております。SMAコネクタは、プラグとジャックレセプタクル接続の際にネジで締め付ける構造のため、工具（トルクレンチ）を使う必要があります。
しかし本製品は、SMAコネクタとは異なり工具（トルクレンチ）無しで簡単に脱着できます。プラグをジャックレセプタクルに挿入し、手で回すことで完全ロックでき、また反対に回すことで抜くことができる作業性の改善を実現しました。同時に、トルクレンチが入るスペースを確保する必要がなくなり、狭ピッチでの実装も可能としました。
プラグの使用周波数はDC～18GHzまでをカバーし、SMAと同様の高周波特性を備えています。実装ピッチは12mm（通常SMAでは16mm以上）が可能となり、機器の小型化に貢献できます。
ジャックレセプタクルはMIL-C-39012（SMA）に準拠しており、簡易脱着同軸コネクタのプラグだけでなくSMAコネクタのプラグと嵌合することも可能です。
なお、本製品は6月6日から8日“SHINAGAWA  GOOS”で開催の当社技術展｢TEXPO2012｣に展示します。