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「Sigfoxゲートウェイ対応モジュール WF923Gシリーズ」を開発
=エンドデバイスとSigfox基地局間の中継機能を実現=

 当社はこのほど、エンドデバイスとSigfox基地局間の中継機能を実現する「Sigfoxゲートウェイ対応モジュール WF923Gシリーズ」を開発し、10月より受注活動を開始します。
 Sigfox通信サービスでは、屋内でも通信できるように基地局が設置されていますが、ビルの中心部や地下など、基地局へ直接電波の届きにくい場所では、同通信サービスの利用が困難になります。そこで今回、Sigfox RFモジュール「WF923」(昨年発表)に920MHz帯独自方式のロングレンジ通信機能およびSigfox通信を中継する機能を追加した「WF923G」を開発しました。本モジュールの中継機能を使用することで、電波が届かない場所でもSigfox通信が可能になります。
 なお、中継機能を用いた通信を簡単に評価できる、本モジュールの評価キットをご用意しています。
 当社は今後も、LPWAに対応可能な無線通信用モジュールのラインナップを拡充してまいります。

*Sigfox:欧州をはじめ30カ国以上でサービス展開されているLPWA無線方式。日本においても今春からサービス展開が始まり、様々な用途で実用化に向けた実証実験が行われている。
*LPWA (Low Power Wide Area):IoT/M2Mに適した省電力広域無線通信技術。


<中継機能を導入した場合と従来の中継なしの場合の構成比較>
 エンドデバイスから中継機能へのデータ送信には920MHz帯を使用したSMKの独自方式を採用しています。
 ATコマンドであれば、エンドデバイスの制御側は、中継あり/なしの違いを意識することなくシステムを開発することが可能です。


【使用用途】
設備機器、セキュリティ機器、見守り関連機器、環境モニタ、等産業機器全般



発表日 2017/09/05
リリース番号 1086rd
製品名 Sigfoxゲートウェイ対応モジュール「WF923G」
特長詳細

1) エンドデバイスとSigfox基地局間で直接通信できない場合に、本モジュールの中継機能
    を介してSigfox通信の確立が可能。
2) Sigfox通信モード、エンドデバイスモード、ゲートウェイモードに動作の切り替えが可
    能。
3) Sigfox通信とSMK独自のロングレンジ通信が可能なコンボモジュール。

主な仕様

  Sigfox通信モード
(Sigfox UPLINKのみ)
エンドデバイス+ゲートウェイ
(SMK独自+Sigfox UPLINK)
周波数 923.2MHz (Sigfox) 923.2MHz (Sigfox)
920.8~921.6MHz (SMK独自)
準拠規格 Sigfox RCZ3J
ARIB STD-T108
Sigfox RCZ3J (Sigfox)
ARIB STD-T108 (Sigfox/SMK独自)
外形寸法 35mm (W)×20mm (D)×2mm (H) *コネクタ部含まず
上位インタフェース UART (Sigfox ATコマンド)
送信出力 +13dBm以下
伝送速度 100bps 100bps (Sigfox)
625bps (SMK独自)
電源電圧 DC 2.2V ~ 3.8V
消費電流
(VDD=3.3V)
送信時:32mA (typ.)
スタンバイ電流 1μA以下 エンドデバイス:1μA以下
ペイロード長 Max. 12bytes
アンテナタイプ 内蔵(プリントアンテナ)、外付け
動作温度範囲 -20℃ ~ +70℃
認証 Sigfox RCZ3J P1認証(モジュール認証)、電波法:日本(予定)
受注活動開始時期 2017年10月
量産開始時期 2018年1月
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