環境保全活動総括
SMKは、2045年度のカーボンニュートラル実現を目指し、Scope1、2を対象とした、中長期目標を設定しています。
中期目標
2030年度 CO2生産高原単位:40%削減(2020年度比)
長期目標
2045年度 カーボンニュートラル実現
加えて、「電機・電子業界 カーボンニュートラル行動計画」(電機・電子温暖化対策連絡会)に準じ、エネルギー原単位改善率年1%以上を目標に、生産プロセスにおけるエネルギー効率の改善にも取り組んでいます。
主な施策
● 省エネルギー設備への更新
● 太陽光発電設備の導入
● 低炭素電力メニューの選択
2022年度の進捗状況
CO2生産高原単位:33%削減(2020年度比)
中期目標達成に向けて、順調に進捗しています。
2022年度環境保全活動総括
地球温暖化防止
省エネルギー推進によりエネルギー消費量・生産高原単位*1、CO2排出量・生産高原単
位*2ともに目標を達成しました。
また、従来から実施している省エネルギー設備への更新に加え、富山事業所とひたち事業所に太陽光発電設備を設置し発電を開始しました。
生物多様性保全
中学生向けインターンシップカリキュラムの一環として環境学習を実施しました。
尚、コロナ禍前には近隣の小学生を対象とした環境学習講座を開催していましたが、感染症拡大予防の観点で2022年度も中止しました。2023年度は再開を予定しています。
資源の有効活用
製造工程におけるムダ取り活動の推進により、廃棄物排出量・生産高原単位*3ともに目標を達成しました。
また、海外生産拠点でのリサイクル促進により、埋立処分量の目標も達成しました。
環境関連物質管理の確実な対応
製品含有化学物質管理システムを定期的にアップグレードし、効率化を推進しました。
(自己評価:○目標達成 △目標未達成 (前年度より改善) ×目標未達成)
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*1:エネルギー消費生産高原単位=エネルギー消費量/生産高
*2:CO2生産高原単位 = CO2排出量/生産高
*3:廃棄物生産高原単位=廃棄物排出量/生産高
省エネルギー・省資源への取り組み
地球温暖化防止を重要な経営課題としてエネルギー効率の改善を図っています。
また、廃棄物量の抑制やゼロエミッション化(廃棄物埋立処分量ゼロ)に取り組み、資源の有効活用を目指します。
省エネルギーへの取り組み
<エネルギー消費量>
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- 単位発熱量(燃料)換算係数:
- ・環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく係数を使用。
<CO2 排出量>
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- CO2換算係数:
- ・国内の購入電力: 電気事業低炭素社会協議会公表の換算係数を使用。
- ・海外の購入電力: IEA Emisson Factor 2021の換算係数を使用。
- ・燃料: 環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく係数を使用。
- ・CO2換算係数の更新により、過去年度の実績を修正しています。
<太陽光発電設備の導入>
既設のSMKフィリピン工場に加え、2022年度には国内生産拠点にも太陽光発電設備を新設しました。
発電した電力は自家消費し、CO2排出量削減に繋げます。
富山事業所:2023年3月稼働 | ひたち事業所:2023年2月稼働 |
省資源への取り組み
<廃棄物排出量>
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<埋立処分量とリサイクル率>
- 対象期間:2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)
- 集計範囲:SMK株式会社(国内7拠点)および連結子会社(国内3拠点、海外16拠点)
SMK Eco商品
2012年度からSMK Eco商品の社内基準を設けています。
Eco商品は、お客様製品の最終市場で区分する「環境貢献製品」と、環境配慮設計レベルを評価した「環境配慮設計製品」で構成されます。
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Eco商品売上比率
*Eco商品=環境貢献製品+環境配慮設計製品
両方に適合する商品は、重複しないようにカウント