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SMKとイスラエルEchoCare社、電波式見守りシステムで浴室内の事故を低減へ 企業ニュース

SMK株式会社(代表取締役社長 池田 靖光、以下SMKという)は、資本業務提携先であるイスラエルのEchoCare Technologies Ltd.(代表者 Rafi Zack、以下エコケア社という)が開発した「電波式見守りシステム」により、浴室内の課題解決を実現しました。
SMKは2021年10月より「電波式見守りシステム」の量産試作品の販売を開始し、2022年春からの量産開始を目指します。

浴室内の課題

国内では年間約19,000人※1の浴室内での死亡事故が発生していますが、転倒や水没等の危険な状態を検知する製品・サービスはまだ、世に広く普及しておりません。
また、浴室ではプライバシーへの配慮が必要であり、カメラを使ったシステムは使用できません。
一方、電波センサーを使用したシステムは、浴室特有の環境(鉄板に囲まれた狭い室内、シャワーや水面のゆれ等)に大きな影響を受けるため、高い精度の検知を行う事は、技術的に非常に困難となっております。

電波式見守りシステムの特徴

SMKとエコケア社は、中部電力(株)や集合住宅管理を行う日本総合住生活(株)、ユニットバスメーカー、高齢者施設運営会社等との実証実験を繰り返し実施し、様々な浴室のサイズ、シャワー、水面の揺れの影響等をノイズとして学習させることで、浴室内での位置、姿勢、転倒や水没などの検知率を90%※2まで高めることに成功しました。
UWB※3電波を利用した高齢者見守りシステムは、画像認識が不要のため高齢者のプライバシーを保護し、ひとつの装置で約40㎡※4の範囲をカバーできるユニ―クなシステムです。

電波式見守りシステムにより実現可能な機能

位置、姿勢、転倒、浴槽での溺水、呼吸状態を自動的に検出することにより、緊急事態や異常状態のアラート発報を可能とします。また、人の日常活動を監視し、活動状況や歩行状況等のデータをクラウドに集積することにより、健康状態の変化や認知症の予測等への活用に期待ができます。

SMKとエコケア社は、浴室環境での特徴を活かした量産前の試作品リリースにより、一般住宅や高齢者施設、病院等でさらなる実証実験を進め、2022年春の量産開始と5年間で50億円以上の売り上げを目指します。

  • ※1

    2016年1月20日消費者庁調べ

  • ※2

    SMK実験環境での精度結果

  • ※3

    UWB=Ultra Wide Band

  • ※4

    見通しの良いエリアにおける範囲

デモ動画のご紹介

実際の環境下での使用例につきましては、下記URLよりデモ動画をご覧ください。

ウェビナー開催のご案内

エコケア社 CEO ラフィー・ザック氏によるウェビナーを開催します。詳細は下記URLよりご覧ください。
日時:9月9日(木)16:00~17:00

参考

SMKとエコケア社は2019年5月にUWB方式の電波を利用した日本市場向け見守りシステムの製造・販売のための資本業務提携契約を締結しました。

EchoCare Technologies(エコケア・テクノロジーズ)社について

2015年設立。イスラエルを拠点とし、高齢者介護用家庭見守り(Elderly Care Home Observer:ECHO)システムを開発するスタートアップ。

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