SMKとPontosense社、子供置き去り・生体情報検知センサーで安心・安全な車室空間の実現に向けた取り組み開始 製品ニュース
SMK株式会社(代表取締役社長 池田 靖光、以下SMK)は、カナダのPontosense Inc. (CEO: Alex Qi、以下Pontosense社)と安心・安全な車室空間の実現に向けて取り組みを開始しました。
SMKはこれまで培った車載部品のノウハウを活かし、Pontosense社が開発するミリ波レーダーによる「子供置き去り検知センサー」※1、「生体情報検知センサー」を提供します。また、両社は2024年5月22~24日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」※2に共同出展します。

協業背景/今後の取り組み
昨今、各国において車室内の安心・安全に対する取り組みが強まっています。特に子供の置き去り事故を防止するため、安全基準の厳格化が進められています。
ヨーロッパでは新車の安全性能を評価するプログラム「Euro NCAP」※3に子供の置き去り検知機能Child Presence Detection(CPD)の評価項目が追加されました。その中でSMKはオープンイノベーション※4の一環として、Pontosense社と2022年6月より「子供置き去り検知センサー」、「生体情報検知センサー」における協業の検討、同年12月よりPoCを進めて参りました。
今後、両社は2026年に「子供置き去り検知センサー」、2027年に「生体情報検知センサー」の量産化を目指し、車室空間の安心・安全向上に寄与して参ります。
製品紹介
1. 子供置き去り検知センサー
「Euro NCAP」におけるChild Presence Detection(CPD)機能要件を満足します。
車室内の天井に設置されたセンサーにより、5秒以内に①乗員の有無、②乗車人数、③乗車位置、④体格判別(大人/子供)を判定し、子供が車室内に置き去りにされた場合には車両に対してアラートやエアコンを起動させる為の信号を出力します。
2. 生体情報検知センサー
シート内に設置し、乗員のバイタルデータ(心拍、呼吸、心拍変動)を非接触で取得するセンサーで、車の振動や乗員の体動を除去するアルゴリズムにより走行環境でも使用可能です。また、取得したバイタルデータから疲労度、眠気、車酔い等の健康状態を推定するアルゴリズムを開発中です。
デモ動画のご紹介
実環境での使用例につきましては、下記デモ動画をご覧ください。
1. 子供置き去り検知センサー
2. 生体情報検知センサー
- カナダ・トロント発のスタートアップ。2021年創業。ミリ波レーダーと最先端AIを組み合わせ、車内での子供の置き去り及び乗員の生体情報を非接触で検出するセンシング技術を展開。近年は車載分野だけでなく高齢者の見守りにおいても事業を展開。
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※1
子供置き去り検知機能に加えて乗員検知機能も含む
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※2
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※3
Euro NCAP: European New Car Assessment Programme
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※4
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