筋電センサーによる筋活動の可視化(Muscle Tracker®)

SMK独自のアルゴリズムを用いて、筋電センサーで計測した筋電位から、複数の筋活動の可視化や、筋疲労の検出を可能にします。また、フレイル※予測等のアルゴリズム開発も行っています。
効率的なスポーツトレーニング、ランニングやゴルフのパフォーマンス解析、高齢者への健康維持などに活用が期待できます。
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フレイル:加齢により心と体の働きが弱くなってきた状態

特長
01 筋電センサー(センシング技術)
SMKが開発する筋電センサー(ハードウェア)を用いることで、体動ノイズを除去し、分析に適した筋電位を取得します。スポーツタイツやサポーターと筋電センサーが簡便に接続できますので、容易に筋電位を計測することが可能となります。
02 独自アルゴリズム(分析技術)
Muscle Tracker®は、筋電センサーと独自アルゴリズムを組み合わせた製品です。筋電センサーにより、筋肉が動くときに発生する表面筋電位(EMG)を計測し、SMKの独自アルゴリズムを用いることで、筋活動の可視化や筋疲労の検出を可能にします。
ユースケース
トレーニング
MVC※を用いた筋活動の可視化や筋疲労の検出により、怪我やオーバートレーニングの予防、効率的なトレーニングに活用できます。
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MVC(Maximum Voluntary Contraction):随意最大筋力

ランニング
運動効果の可視化や筋活動のデータ活用により、トレーニングのモチベーション向上やパフォーマンス解析に応用できます。

ゴルフ
ゴルフスイング時の筋活動のデータ解析により、筋肉の使い方の可視化を行い、スコアアップにつなげます。また、プロ選手や過去の自身とのデータ比較・分析により、効果的なトレーニングに活用できます。

作業者支援(フレイル予測)
企業にとって重要な課題となっている作業者の安全や健康管理に向けて、フレイル予備軍による労働中の事故や怪我の予防、身体機能や業務適性の診断指標に活用できます。

高齢者の健康維持や増進支援(フレイル予測)
筋活動の状態から、加齢による筋肉量の減少や筋力の低下などを推定し、フレイルの識別を実現します。

筋電センサーとは
人間は筋肉を収縮させることで動き、力を入れる際に、脳からの指令によって筋肉に微弱な電気が流れます(=筋電信号)。電気の強さは、筋力の大きさに比例します。皮膚表面に設置した電極より筋肉を流れる電気を計測し、センサー設置場所の筋活動の変化を検出可能にするセンサーです。
お客様の声
日本のプロ野球チーム 東北楽天ゴールデンイーグルスの柴田大地選手(投手)に、実際に筋電センサを着用の上、トレーニングを行っていただきました。
この日は脚用のスパッツタイプを着用いただき、太腿(大腿四頭筋とハムストリングス)の筋電位を計測いたしました。
リアルタイムで筋電位の変化を確認しながら、主に下半身を中心としたトレーニングを行っていただきました。
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試作品のため、電極の上から運動用スパッツを履いていただいています。

ご使用後の感想
筋活動をモニタリングしながらトレーニングを行うことで、自分が意図したとおりの部位が反応しているかがリアルタイムで確認できるので、狙った部位を正確に鍛えることができ、効果的な筋トレに有効だと感じました。
同じ姿勢で動作を行っているつもりでも、少し角度をかえるだけで反応する部位が変わるため、間違った姿勢に気づけるのでポジションを微修正しながら行うことができます。
柴田大地 様(27歳)

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