環境保全活動総括

カーボンニュートラルを目指して

SMKは、2045年度のカーボンニュートラル実現を目指し、Scope 1およびScope 2を対象とした中長期のCO2削減目標標を設定しています。

カーボンニュートラル達成目標
中期目標 長期目標
2030年度 CO2排出量：40％削減（2020年度比） 2045年度 カーボンニュートラル実現

　加えて、電機・電子業界の「カーボンニュートラル行動計画」にのっとり、エネルギー原単位の年間平均改善率1%以上を目標として、生産プロセスにおけるエネルギー効率向上にも取り組んでいます。
　また、サプライチェーン排出量（Scope 3）削減に向けては、一次データの取得拡大に努めており、今後はサプライヤーとの連携を強化し、削減に向けた取り組みを推進していきます。

主な施策

  • 省エネルギー設備への更新
  • 再生可能エネルギーの導入検討
  • 証書・カーボンクレジットの購入検討

2024年度の進捗状況

CO2排出量：50％削減（2020年度比）
中期目標達成に向けて、順調に進捗しています。

2024年度環境保全活動総括

取り組み項目 2024年度 自己評価
目標 実績
地球温暖化防止 エネルギー消費量
前年度比5%削減		 エネルギー消費量
前年度比5%削減		 ○
エネルギー消費量生産高原単位※1
前年度比10％削減		 エネルギー消費生産高原単位※1
前年度比10％削減		 ○
CO2総排出量
前年度比15%削減		 CO2総排出量
前年度比16%削減		 ○
生物多様性保全 生物多様性保全の普及啓発 近隣の小学生を対象に、生態系保全の重要性を含む環境学習プログラムを開催 ○
資源の有効活用 廃棄物総排出量 前年度と同水準 廃棄物総排出量 前年度と同水準 ○
廃棄物排出量生産高原単位※2
前年度比5%削減		 廃棄物排出量生産高原単位※2
前年度比5％削減		 ○
埋立処分量 前年度比13%削減 埋立処分量 前年度比23%削減 ○
環境関連物質管理の確実な対応 部材構成情報登録・EU-REACH規則対応システムの効率運用 管理システムを定期的にアップグレードし効率運用化を推進 ○
  • ※

    自己評価：○目標達成　△目標未達成（前年度より改善）　×目標未達成

  • ※1

    エネルギー消費量生産高原単位＝エネルギー消費量／生産高

  • ※2

    廃棄物排出量生産高原単位＝廃棄物排出量／生産高

省エネルギー・省資源への取り組み

地球温暖化防止を重要な経営課題としてエネルギー効率の改善を図っています。
また、廃棄物排出量の抑制やゼロエミッション化（廃棄物埋立処分量ゼロ）に取り組み、資源の有効活用を目指します。

省エネルギーへの取り組み

エネルギー消費量

エネルギー消費量を示した推移グラフ（2020年度～2025年度計画）。2020年度エネルギー消費量194,098GJ（100）、2021年度166,099GJ（86）、2022年度151,338GJ（68）、2023年度126,194GJ（72）、2024年度119,702GJ（65）、2025年度目標117,612GJ (65) 。注：（ ）内の数値は2020年度の原単位を100とした指数。
単位発熱量（燃料）換算係数
環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく係数を使用。

CO2 排出量

CO2排出量を示した推移グラフ（2020年度～20254年度計画）。2020年度CO2排出量31,473t（100）、2021年度26,691t（85）、2022年度24,014t（76）、2023年度18,644t（59）、2024年度15,614t（50）、2025年度目標15,101t（48）。注：（ ）内の数値は2020年度の排出量を100とした指数。
CO2換算係数
  • 国内の購入電力：電気事業低炭素社会協議会公表の換算係数を使用。
  • 海外の購入電力：IEA Emisson Factor 2021の換算係数を使用。
  • 燃料：環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく係数を使用。
  • CO2換算係数の更新により、過去年度の実績を修正しています。

再生可能エネルギーの導入

2024年５月、東莞工場が入る建屋に太陽光発電設備が設置されました。発電された電力は東莞工場内で消費しています。
未導入の生産事業所については、その国の再生可能エネルギー政策を注視しつつ対応を検討します。
また、SMKアメリカでは、再生可能エネルギー由来の電力を購入しています。今後も各拠点での再生可能エネルギーの導入を拡大していきます。

省資源への取り組み

廃棄物排出量

廃棄物排出量を示した推移グラフ（2020年度～2025年度計画）。2020年度廃棄物排出量1,113t（100）、2021年度1,016t（91）、2022年度853t（67）、2023年度647t（65）、2024年度646t（61）、2025年度計画604t（58）。注：（ ）内の数値は2020年度の原単位を100とした指数。

埋立処分量とリサイクル率

埋立処分量とリサイクル率を示した推移グラフ（2020年度～2025年度計画）。2020年度埋立処分量87t リサイクル率92％、2021年度71t リサイクル率93％、2022年度63t リサイクル率93％、2023年度36t 94％、2024年度28t リサイクル率96％、2025年度目標28t リサイクル率95％。

対象期間：2024年度（2024年4月1日～2025年3月31日）
集計範囲：SMK株式会社（国内7拠点）および連結子会社（国内3拠点、海外16拠点）

SMK Eco商品

2012年度からSMK Eco商品の社内基準を設けています。
Eco商品は、お客様製品の最終市場で区分する「環境貢献製品」と、環境配慮設計レベルを評価した「環境配慮設計製品」で構成されます。

内容
Eco商品 環境貢献製品 社内基準で定めた環境市場向け製品に使用されるSMK製品
例）エネルギーマネジメント、再生可能エネルギー、省エネ家電向け製品
環境配慮設計製品 SMK社内基準で定めた省エネ・高効率化、省資源化、環境保護・環境にやさしい、製造工程負荷低減などの項目に該当するSMK製品

Eco商品売上比率

Eco商品＝環境貢献製品＋環境配慮設計製品
両方に適合する商品は、重複しないようにカウント
Eco商品売上比率を示した推移グラフ。（2020年度～2024年度）。Eco商品 2020年度64％、2021年度65％、2022年度62％、2023年度65％、2024年度70％。
ESGデータ集

E - 環境